2011年3月24日木曜日

ubuntuにUSB無線LAN子機GW-USMicroN2Wをブッ挿す

ubuntu10.04でPLANEXのGW-USMicroN2Wを使えるようにした時のメモ
http://www.planex.co.jp/product/wireless/gw-usmicron2w/

ドライバのダウンロード
ここからLinuxのものをダウンロードする。
http://www.realtek.com.tw/downloads/downloadsView.aspx?Langid=1&PNid=48&PFid=48&Level=5&Conn=4&DownTypeID=3&GetDown=false&Downloads=true#RTL8188SU

開発環境のインストール
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install build-essential unzip


ファイル展開
RTL8188SU_usb_linux_v{Version}.xxx.zip を展開({Version}.xxxのところは変動します)。
$ unzip RTL8188SU_usb_linux_v{Version}.xxx.zip

driverフォルダに、ドライバのソースがあるので展開
$ tar xfz rtl8712_8188_8191_8192SU_usb_linux_v{Version}.xxx.tar.gz


ドライバモジュールのインストール
展開したフォルダに移動し、次のコマンドを実行します。
$ sudo -s
# make clean modules
# make install
*なぜか $ sudo make install では失敗してしまう。

認識の自動化
USBアダプタを付け直しても自動で有効になるようにモジュールをインストールします。
# apt-get install linux-wlan-ng
# exit


無線LANの設定
NetworkManagerに無線LANの設定を書きます。
AOSSなどの自動設定がうまくいかない場合、事前に無線ルーターにアクセスしてSSIDとセキュリティーパスワードを調べてテキスト等にコピペしておく。

SSIDは自動で取得されると思います。

モードは無線ルーターをアクセスポイントとして使うインフラストラクチャに設定。



IPv4の自動取得がうまくいかない場合(DHCPサービスを無効にしてあるなど)は手動設定。



セキュリティーの種類を選んで、それ用のパスワードを先ほどテキストにコピペしたものをコピペする。

適用をクリックして終了します。


無線LANの有効化
NetworkManagerアイコンを右クリックして「無線を有効」にチェックを入れる。
無い場合は再起動してみてください。

お疲れ様。これで使えるようになりました。



カーネルがアップデートされたら再インストールしないと使えないので、ユーザーホームに Driver/wlan ディレクトリを作って、ソースファイルのdriver内全てを移動します。
$ mkdir -p ~/Driver/wlan && mv * ~/Driver/wlan/

2011年3月22日火曜日

ローカルFTPサーバーの構築

ubuntu10.04にvsftpdを使ってローカルFTPサーバーを作った時のメモ

vsftpdのインストール
全てルートで作業するのでルートになっておく
$ sudo -s
# apt-get install vsftpd


ユーザー作成
FTP接続専用ユーザーmyhomeというユーザーを作ります
# useradd -s /sbin/nologin myhome
(このユーザーはSSHなどから接続しません。ちなみにadduserコマンドはユーザーディレクトリや設定ファイルを自動生成してくれる。ユーザー削除はuserdel)

パスワード作成
# passwd  myhome
新しいUNIXパスワードを入力してください:
新しいUNIX パスワードを再入力してください:
passwd: password updated successfully


ユーザーに権限を与える
作成したユーザーがFTPサーバーにファイルを書き込めるようにする
# vim /etc/shells
=================================
# /etc/shells: valid login shells
/bin/csh
/bin/sh
/usr/bin/es
/usr/bin/ksh
/bin/ksh
/usr/bin/rc
/usr/bin/tcsh
/bin/tcsh
/usr/bin/esh
/bin/dash
/bin/bash
/bin/rbash
/sbin/nologin #この行を追加
=================================


vsftpdの設定
vsftpd.conf ファイルを開き、以下のオプションを有効化する
# vim /etc/vsftpd.conf
=================================
local_enable=YES # ユーザーにFTPの利用を許可
write_enable=YES # 書き込みを許可
chroot_local_user=YES # 上階層への移動を禁止
=================================
( chroot_local_user=YES はユーザーディレクトリより上へ行けなくする。例えばmyhomeユーザーのFTP接続場所が /home/myhome なら、上の層 /home にアクセスできない)

myhomeのディレクトリを作り、UID,GIDをmyhomeに変えてアクセス可能にする
# mkdir /home/myhome
# chown myhome:myhome /home/myhome
# service vsftpd restart


ファイアウオールの設定
家庭内PCからのみFTP接続できるようにします。(192.168.1.0/24の部分は各環境に合わせて変えてください)
# ufw allow proto tcp from 192.168.1.0/24 to any port ftp
# exit


以上でローカルFTPサーバーの完成です。お疲れ様。


クライアントソフトはFileZillaやFirefoxアドオンのFireFTP、Windows限定のFFFTPなどが使い易いです。
接続方法はFTPサーバーのローカルIPを指定して作成したユーザー名とパスワードで接続します。
linuxならシェルからFTPコマンドで使えますが、コマンドに慣れていないと使い辛いです。

家庭内限定での使用の為、必要ないと思いますが、ログインさせたくないユーザーは /etc/ftpusers にユーザー名を書きます(1行に1ユーザー)。

ユーザーリストファイルを作ったりしているサイトがありましたが、ここでレクチャーした通りにやればそれだけでOK。FTPを使えます。

設定ファイル vsftpd.conf に
userlist_enable=YES
userlist_deny=NO
を書いて /etc/vsftpd.user_list を作り、新たに作ったユーザーを書いたりしたが、それだけではディレクトリ作成やアップロードは出来なかった。
単純に /etc/shells へ /sbin/nologin を追記するだけでよかった。

SSHで遠隔操作

windowsXPからubuntu10.04をSSHで遠隔操作した時のメモ。

ubuntuをサーバーとして使うのでSSHをubuntuにインストールします。
$ sudo apt-get install ssh
家庭内PCからのみSSH接続できるようにファイアウオールの設定を変えます。
$ sudo ufw allow proto tcp from 192.168.1.0/24 to any port ssh
SSHクライアントは日本語表示が出来るTeraTermを使います。
http://www.softel.co.jp/blogs/tech/archives/1706
開発版スナップショットのzipを使いましたが全く問題なかった。
http://ttssh2.sourceforge.jp/snapshot/
日本語文字化けでも構わないならPuTTYというソフトもあります。
http://portableapps.com/apps/internet/putty_portable